大山まき「〜飛び出せYouTube!アコメタル大作戦!〜」
大阪、狂気と激情の歌姫 大山まき。
私が彼女に心奪われたのは、今からおよそ5年前。
2013年の8月、現SOCORE FACTORYがまだ南堀江ZEROだった頃に初めてライブに。
まきさんに出会ってもうそんなになるのか、私はあの頃まだギリギリ未成年だったのでお酒も飲まず人見知りをこじらせ、ビクビクしながらライブハウスで音楽だけを楽しんでいた。
初のライブでは声もかけられず、終演後逃げるように帰った。
もちろん物販に行く勇気もなく、YouTubeで動画を見ては「次ライブに行けるのはいつだろう…(ウズウズ)」と言った調子でくすぶっていた。
当時アップロードされていたMVはこれのみ。
あとこれ。ダイジェスト。
そんなに動画あがってなくて、「大山まき」で検索しても「大山まきば みるくの里」の癒し自然動画がほとんど。コスモス畑が綺麗。
ライブ会場には大人の男性が多く、10代(ギリギリ)の私は委縮も委縮、生まれたての小鹿よろしく、ぷるぷると震えながらはじっこで15分の転換時間を過ごしたものだ。
そんな私が酒を覚えたのもまきさんのライブ。
19歳最後の日にまきさんのライブに遊びに行き、そこで缶ビールをプレゼントしてもらい、0時になった瞬間にプルタブを開け、「にげえ~!大人はこれを美味しいっつって飲んでんのかどうかしてんな!」からスタートして今では立派な酒飲みに。
まきさんもYouTubeでの活動が活発になり、「アコメタル大作戦」なるものが始動しました。
ギター2本にカホン、そしてボーカルのアコースティック編成。名曲たちをアコースティックでメタルアレンジばちばちかましているこの企画。
さらにここにヴァイオリンが入ったりするのです。
このアコメタル企画をはじめたまきさんが初のクラウドファンディングに挑戦。
わたしもREC見学に参加させて頂いたのですが、リターンで1日見学ってコースだったので、休憩ほぼなし だだだっとレコーディングする形だったのですが
普段見れないところを見れてうれしい(^_-)-☆と言うよりは
アルバム1枚作るのにどれほどの精神力が必要になるか想像を絶するな…と改めて感じた。見てるだけだったのに疲れた。
このブログでも何度か書いてますが、CD1枚世に出すことがどれだけ大変なことか色んな人から話を聞いて知っていたつもりでしたが、実際その場にいるとまた違うわ。
作り手の気持ちは、なんとなく想像することは出来ても そちら側にいない限りわかれないもんだなと。
で、でな。
クラウドファンディングで何をしようとしてたかってな。
アコメタルCDの販売・そして無料ライブの開催
これですよ。見事目標金額達成。
ツアー日程は以下の通り、
5/12大阪Arc
5/26東京RizM
6/15名古屋ハートランド
7/13金沢CAMPARI
8/4広島スマトラタイガー
という事で初日のArcに遊びに行ったのですが
超満員超盛り上がり、演者が流血するほどの気合の入ったステージ。
5年近くまきさんを好きでいて、最近タイミングが合わずなかなかライブに行けていなかったのですが、本当にたくさんの人に愛されているんだなと。
初めて見た時からまきさんはずっと変わっていなくて、どこに行ったってまっすぐで熱い女は人から愛されていて、そんな彼女に人として憧れていたので、あの日のあの光景は感慨深いものがありました。
YouTubeにアコメタル企画の動画も何本かあがっていまして、ライブの動画なんかもあがってますのでよければ見てよね。
ROCKの巨匠たちをアコースティックでおいしくペロリと
アレンジしているCDもリリースしてるよ。かっちょいいよ。
音呼知新を開催してきて、無料ライブを行う意義を何度も考えてきたのですが、まきさんと出会った時の事を思い出すとやっぱライブハウスに行くのって大変なことだった。
気になるけど、気になってるくらいじゃ友達も誘いにくいし、お金出して行きたくない、じゃなくて「無料」とうたっていることで「初めての人も気楽に来てね」に説得力が増すというか
いつだってやる側は「初めて」も「〇回目」も等しく大歓迎であることは間違いないのですが、
初めての人には来やすい心使いを、
いつも来てくれる人には普段の感謝を。
そんなものをチケット代無料は語っているのではないかと。
もちろんそれだけじゃないけど、今回は大山まきさんの記事なので割愛!
「〜飛び出せYouTube!アコメタル大作戦!〜」
間違いなく、初日は成功で終わりました、ね?
もうライブハウスも怖くないし、あなたを誘ってライブハウスに行くこともできます。
まきさんはどんどん強くなっていってるけど、わたしも強くなったのだ。うん。
大阪でまたまきさんがライブをするとき一緒に彼女からの愛をもらいに行きましょう。
ビッグラブ。終。