ひとりごと

誰かに自分の話をするのが苦手です

自分の好きなものを再確認した女の話

聞いてください、このブログ最後に更新したの1年前らしいです。

そう、ツイッターの140字では収まらないなんかつらつら書き連ねたい時にこの化石ブログを引っ張りだしてくるんです。

 

 

今日、2021年10月30日は 私がスタッフを務めるRobotMeetRoboのワンマンライブが扇町para-diceで開催されました。

「GORILLA」なるCDのリリースパーティーです。

前作「DEVIL」のリリースワンマンパーティー「ROBO祭」は2020年2月19日。

1年9ヵ月以上前にワンマンやったんだ、あっという間に時間は過ぎていくなあ。

 

とは言えません。

めっっっっっっっっっっっっっちゃくちゃ長い1年9ヵ月でした。

 

前回のROBO祭が終わったころ、世の中は完全なる「コロナ自粛モード」へと入っていきました。

軒並みライブハウスは一時閉店、その後も続く緊急事態宣言・蔓延防止法によってイベントの中止・延期が続きました。

ギリギリワンマンやれてよかったよね、と無理やり前向きに考えるしかありません。

 

ワンマンに合わせて作った大量のTシャツやハンドメイドアクセサリーは、その後長い長いお休み期間で販売する機会を失い続け、いまも物販に並んでいます。

新曲でーす!と掲げられた曲たちも、本当ならもっともっとたくさんの人たちに聞いてもらえたのに、コロナのボケくそが!と思っていました。

今も思ってます、たくさんのバンドマンがこれからどうすべきなのか頭を抱え、たくさんの音楽フリークが楽しみにしていた時間を失い落胆していました。どないしてくれるんや。

 

私はというと、コロナ自粛モードのライブハウス界隈の真ん中にいることに耐えられず、Twitterから逃げ、あらゆるものを遮断して、お店がお休みの間ずーーーーーーーーーーーーーっと家に籠っていました。

外に出るのが億劫になって、人に会うのも、だいすきだったライブハウスに行くのも怖くなってしまいました。

 

ライブハウスに行けば、何人お客さんがいるかなんて気にせずただ音楽を聴いてお酒を飲んで、自分で楽しいに突っ込んでいけてたのに、ライブハウスに行けば「(コロナで)色々大変やと思うけど―」というMCをほぼ毎回聞いて、そのたびに心がきゅっとなっていました。

一緒にいる人たち、みんなもうコロナに侵されちゃってんだなって、楽しむ気持ちの邪魔をしていました。

完全に被害妄想、だれよりもコロナに侵されてたのかもしれません。

 

 

ライブハウスに行くこと、そしてお酒を飲むこと、約束もしてないのにハコで会った友人とワイワイすること

 

どれも今の自分には、楽しみだったものが怖くてできないものになってしまいました。

 

 

 

RobotMeetRoboのメンバーはみんな強くって(思うところはそれぞれあれど)いまだからこそできることをやろう という精神で楽曲制作に取り組んでいました。

私はそれを近くで見ていたはずなのに、今自分にできることってなんにもないなあって、考えることも放棄して、大変な時になんの力にもなれないなんて とぐるぐる考えていました。

 

少しずつライブができるようになってきて、また私が物販に立っても、遅くまで残れなくて物販をメンバーに任せて帰ったり、密だからと楽屋突撃取材がなくなったり、自分がやっていたことすらできなくなっていました。

 

RobotMeetRoboは、どんどんどんどん、かっこいい曲を作ってはライブで披露して、私を含むファンをワクワクさせ続けてくれていました。

 

将来が不安になって、就職活動を本格的にはじめだした私は、ライブハウスを辞め、それ以来RobotMeetRobo以外のライブにぱったり行かなくなってしまいました。

 

好きだったものが自粛で供給されなくなって、戻ってきてからも自分のルーティンから抜け落ちてしまって、いままで当たり前だったことをしようにもハードルが高く感じて動き出せなくて なんとなく喪失感を感じる日々でした。

 

それでもロボのライブはかっこいいし、新しい曲をやるたびに「今回もかっこいー!」とファンの心を取り戻していました。

まるっきりワクワクがじぶんからなくなったわけではないんだろうな、でもなあ

 

ずっとうじうじしていました。

今日のワンマンライブを一番後ろの物販席から見ていて、気付いたら肩がくんがくんして泣いていました。

ブレークミースルー^_^は、コロナ自粛期間に完成した楽曲です。

それを聞いてたら、いっちゃんカッコいいバンドに携われていることの喜び、自分の好きなものがそこに存在していることが嬉しくてエンエン泣いてしまいました。

 

フロアには、ずうっと昔からいつも来てくれている人、ここ1年でどっぷりはまってくれた人、久しぶりに遊びに来てくれた人、はじめてお会いする人 男女様々な人がいました。

出会った時も場所も違えば、見てきた環境も違う人たち、ノリ方も様々です。

最前列でこぶしを挙げる人、真ん中あたりでケチャをしてる人、微動だにせずしっかり曲を聴いている人、足でリズムをとっている人、フラフラ揺れる人、物販席で泣いている私。

フロアがいろんな人でごちゃっとしているのを、一番後ろから見ているのが 本当に本当に幸せで フロアとステージを見ていたらまた涙が止まらなくなって。

 

 

ああ、自分の好きなものはここだな と再認識しました。

 

 

いろんな制限があったって、どんな光景だって、自分の好きなものはこれなんだと改めて知ることができました。

 

 

バンドのため、お客さんのため、力を貸してくださっている関係者のため、

 

ほかの何者でもない、じぶんのために

これからもこの好きなものを大切にしていきたい と、そう思いました。

 

 

 

この一年、自分の環境や取り巻く人が変わって、面倒な事・落胆する事・ボーっとする事、いろいろありましたが、

RobotMeetRoboはいつも、誰も置いてけぼりにしないライブをしてくれます。

 

 

「あー、今日も救われたわ~」と思ったことはありませんでしたが、知らないうちに助けられていたんだな。

 

なんにせよ、今日、あのRobotMeetRoboが世界で一番かっこよかったです。

 

 

これからもどんな楽しいに巻き込んでくれるのか、楽しみでなりません。

なんかできたらいいな。

 

まずは日々をまっとうに生きるとします。

 

 

生きましょう。

 

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